防災グッズ

大雨・豪雨・浸水に対する家庭でできる水害対策10選

2000年以降、異常気象の影響により日本では豪雨・大雨による災害が多発し、多くの命を奪ってきました。

特に6月の梅雨時期から9月頃までは大雨となる頻度が高いです。

現在も令和2年7月豪雨が猛威をふるい、熊本では甚大な被害が発生しています。

都心部でも、ゲリラ豪雨による集中的な雨量の増加により、排水が追い付かず多くの家で浸水を起こす可能性が高くなっています。

大雨が続くと、河川の氾濫、町の冠水、住宅の浸水、土砂災害など多くの危険性がひそんでおり、心配になりますね。

この記事では、家庭でできる水害対策について10つご紹介します。

また、後半では、2000年以降の豪雨被害についてもご紹介します

これからの教訓としてもらえればと嬉しいです。

 この記事でわかること!
・家庭でできる水害対策10選
・2000年以降の豪雨被害

 

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大雨・豪雨・浸水に対する家庭でできる水害対策10選

大雨・豪雨・浸水などに対する家庭でできる水害対策10選の1つである避難場所

ご自宅でできる大雨・豪雨・浸水への水害対策は以下の通りです。

・避難場所の確認

・備蓄品の準備

・防災セットの準備

・防災アプリをいれる

・扉の開く向きの確認

・家具家電を高いところへ

・雨どいの詰まりはないか

・家の壁や塀にひび割れがないか

・ベランダや庭の植木、鉢植えの移動または固定

・側溝や雨水マスの詰まりや物が置いていないか

それでは1つづつ解説を行っていきます。

 

避難場所の確認

大雨の予報があった場合にまず行うのが、避難場所の確認です。

避難場所は各自治体で決められており、指定した災害を避けることが出来るできる施設・場所のことをいいます。

しかし、大雨の時は避難場所が必ず安全とは限りません。

自宅よりも避難場所が河川や山に近いなど、自宅より危険な場合は避難をする必要はありません。

大雨警戒レベルの4でも危険な場所から全員避難となっており、安全な場所からの避難は推奨されていません。(大雨警戒レベルについてはこちら

また、もし大雨が発生している場合に避難所の方が安全だった場合の避難で気を付けなければならないのが、「避難経路の安全性」です。

避難経路に河川や山の崖や斜面の横を通る場合は、危険が隣りあわせでの避難になります。

そのような土地にお住いの場合は、早めの避難を心がけましょう。

避難場所の確認は、Yahoo!JAPANが提供するこちらのページからご確認ください。

Yahoo!天気・災害 避難場所マップ

 

 

備蓄品の準備

災害が発生した場合に備えて、備蓄品の準備を行います。

水害に備えるべき防災グッズについては以下のリンクにまとめてあります。

水害に対するおすすめの防災グッズ

豪雨や大雨の場合でも、断水や停電になるなどライフラインが停止する可能性があります。

最低でも3日間分の水や食料を備えておきましょう。

また、食料を温めるためにカセットコンロがあるととても便利です。

赤ちゃん用防災グッズ

幼児用防災グッズ

 

 

防災セットを準備する

災害時に家から持ちだす防災セットを準備しておきましょう。

防災セットとは、食料、飲み物に加え、生活に必要なライトや充電器、寝具、トイレなどをカバン1つにまとめたものです。

災害があるたびに多くの方が購入しており、人気の商品は3~4か月待ちのものもあります。

まだ、備えていない人は、家族や子供を守るために準備しておきましょう。

防災セット(1人用)おすすめランキング

 

防災アプリをいれる

最近では防災に関するアプリが多く登場しています。

防災に関する情報をいち早く届けてくれるため、必要最小限のアプリをインストールしておきましょう。

・Yahoo!防災速報

・NHKニュース・防災

・東京都防災アプリ

また、各都道府県の防災情報サイトもありますので、お住いの地域のサイトをお気に入りに入れておきましょう。

都道府県別防災情報サイト一覧

 

 

扉の開く向きの確認

車でに乗っているときに洪水に巻き込まれ扉が開かないことがありますが、同様のことが家の中でも発生する可能性があります。

浸水対策を行い油断しているときに、浸水が発生したとします。

もしそれが、出口が1か所しかないトイレ、お風呂、地下室、防音室だった場合に外開きでは扉が開かなくなってしまう可能性があります。

家の中への浸水にいち早く気づいて、垂直避難ができるように、物を挟んでおくなど、なるべく少しでも家の中の扉を開けた状態でいることをおすすめします。

 

 

家具家電は高いところへ

豪雨が発生した場合、無事で済んだ人でも、家が床下・床上浸水となってしまうことが多いです。

命が助かることが1番です。

しかし、災害時に壊れずに済む家具家電もあるかもしれません。

また、火災保険の内容によっては保証の割合も変わってきます。

移動できる高価な家具や家電は大雨になる前に、2階や高いところへ移動させておきましょう。

※避難指示が出ているときは、命を優先しましょう。家具家電は2の次にして避難してください。

 

 

雨どいの詰まりはないか

雨どいが詰まった状態で豪雨になると、雨どいに雨水がいっぱいに溜まり、重さで破損する可能性があります。

日常から雨の時に横に走る雨どいから雨水がこぼれ落ちてこないか確認しましょう。

 

 

家の壁や塀にひび割れがないか

大雨となる前に家の壁や塀にひび割れがないか確認しましょう。

一般的に0.3mm未満のひびであれば、急いで補修する必要はありません。しかし、0.3mm以上の場合には応急処置を検討しましょう。

また1mm以上のひびの場合、雨水が浸透し外壁の内部を腐食させたり、外壁、そして建物全体の劣化が進んでしまいます。

内部の湿度が高くなることでシロアリやカビの発生の可能性が高くなります。

そのため、1mm以上のひびはできるだけ早めの補修を行いましょう。

判断が難しい場合もあるため、なるべく専門の業者へ依頼したほうがよいでしょう。

 

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どうしても自分で補修したい場合は、防止テープやコーキング材でひびの部分を塞ぎましょう。

 

 

ベランダや庭の植木、鉢植えの場所移動または固定

豪雨や大雨の時は、地盤が緩み、植木や野菜が倒れる可能性があります。

支柱やロープでの固定を行いましょう。

また、鉢など雨風の力で飛ばされる可能性もあるため、移動しておきましょう。

 

 

自宅周囲の側溝や雨水マスの詰まりや物が置いていないか

自宅周囲の側溝に落ち葉や泥がたまっていた場合、日常的な雨では何とか流れたとしても、大雨の水量に対応できず排水溝逆流浸水を起こす場合があります。

排水溝逆流浸水が発生すると、トイレやお風呂、キッチン、洗濯機の排水溝などから逆流して家の中に入ってきてしまいます。

また、庭の雨水マスの蓋や底に詰まっていないか、上に鉢などの物がのっていないかも確認しておきましょう。

雨水マスにしっかり庭の水が集まらず排水ができなければ、家の庭で浸水が発生してしまいます。

特に入り口に土嚢を積んでいて、雨水マスがふさがれていると、水の逃げ場がなくなってしまいます。

大雨となる前に確認をしておきましょう。

 

2000年以降の豪雨被害

2000年以降の豪雨被害で横転する車

それでは過去のの豪雨被害についてご紹介します。

2000年以降は特に多くの豪雨災害が発生しました。

豪雨災害は他人ごとではありません。これからの対策への教訓としてもらえればと思います。

名称被害情報
平成16年7月新潟・福島豪雨死者16名、負傷者83名、住家全壊71棟、半壊5,657棟、一部損壊82棟、床上浸水1,916棟、床下浸水6,261棟など
平成16年7月福井豪雨死者4名、行方不明者1名、負傷者19名、住家全壊57棟、半壊142棟、一部損壊212棟、床上浸3,323棟、床下浸水10,334棟など
平成18年7月豪雨死者28名、行方不明者2名、負傷者46名、住家全壊275棟、半壊1264棟、一部損壊169棟、床上浸水1572棟、床下浸水5424棟など
平成20年8月末豪雨 死者2名、行方不明者0名、負傷者7名、住家全壊6棟、半壊7棟、一部損壊41棟、床上浸水3,106棟、床下浸水19,355棟など
平成21年7月中国・九州北部豪雨死者36名、行方不明者0名、負傷者59名、住家全壊52棟、半壊102棟、一部損壊230棟、床上浸水2,139棟、床下浸水9,733棟など
平成23年7月新潟・福島豪雨死者4名、行方不明者2名、負傷者13名、住家全壊74棟、半壊1,000棟、一部損壊36棟、床上浸水1082棟、床下浸水7,858棟など
平成24年7月九州北部豪雨死者30名、行方不明者3名、負傷者34名、住家全壊276棟、半壊2,306棟、一部損壊192棟、床上浸水2,574棟、床下浸水8,409棟など
平成26年8月豪雨死者75名、負傷者68名、住家全壊179棟、半壊217棟、一部損壊190棟、床上浸水1,086棟、床下浸水3,097棟など
平成27年9月関東・東北豪雨死者8名、負傷者80名、住家全壊81棟、半壊7,044棟、一部損壊384棟、床上浸水2,481棟、床下浸水13,149棟など
平成29年7月九州北部豪雨死者39名、行方不明者4名、負傷者35名、住家全壊309棟、半壊1,103棟、一部破損94棟、床上浸水202棟、床下浸水1,706棟など
平成30年7月豪雨死者224名、行方不明者8名、負傷者459名(重傷113名、軽傷343名、程度不明3名)、住家全壊6,758棟、半壊10,878棟、一部破損3,917棟、床上浸水8,567棟、床下浸水21,913棟など
令和2年7月豪雨現在も継続中


参考:気象庁 災害をもたらした気象事例(平成元年~本年)

 

 

【まとめ】大雨・豪雨・浸水に対する家庭でできる水害対策10選

大雨・豪雨が止み、防災グッズや水害対策が必要なくなる様な雲から覗く晴れ間

大雨・豪雨・浸水に対する家庭でできる水害対策を10つご紹介いたしました。

【家庭でできる水害対策】

・避難場所の確認

・備蓄品の準備

・防災セットの準備

・防災アプリをいれる

・扉の開く向きの確認

・家具家電を高いところへ

・雨どいの詰まりはないか

・家の壁や塀にひび割れがないか

・ベランダや庭の植木、鉢植えの移動または固定

・側溝や雨水マスの詰まりや物が置いていないか

6月から9月は特に大雨・豪雨の被害が発生します。

また、異常気象による雨量の増加により、近年は異常なほど被害が拡大し、多くの被災者が生まれてしまっています。

この記事を参考にして、できるだけ早い対策を行い、多くの命が守られることをおすすめします。

 

 

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