防災知識

【養生テープは必要?】おすすめする窓ガラスの台風対策【飛散防止フィルム】

【養生テープは必要?】おすすめする窓ガラスの台風対策【飛散防止フィルム】
 この記事でわかること!

・台風の窓ガラスの対処方法

・窓ガラスを割れにくくする方法

・割れた際のガラスの飛散を防止する方法

台風が接近する直前に、窓ガラスに養生テープを米印に貼り付け、ガラスが割れて、飛び散るのを防ぐ方法があります。

しかし、巨大なハリケーンが発生するアメリカの連邦緊急事態管理庁では「ハリケーン対策で窓にテープを貼るのは時間とエネルギーの無駄」と発表しています。

また、養生テープでは窓ガラスの強度が下がるという意見も出ています。

しかし、養生テープはガラスが割れた時の飛散防止には役立つと考えられるため、無いよりはあったほうが良いと考えます。

日本の窓を取り扱う3メーカーも同様にテープは有効としています。

【参考資料】LIXILYKK AP三協アルミ

しかし、養生テープを張ることが、1番の台風対策とはかぎりません。

 

この記事を読むことで、台風による被害を最小限に抑え、ご家族・ご自身の未来を守りましょう。

 

窓ガラスが割れるのを防止する方法

台風対策で閉める雨戸やシャッター
 割れ防止のポイント

①雨戸やシャッター(第1選択)

②合板や板などの打ち付け

③プラスチックダンボール+養生テープ(おすすめ)

割れるのを防止する一番の方法は、雨戸やシャッターです。

 

雨戸・シャッター

雨戸やシャッターであれば、頑丈であり、台風通過後も片づけや収納を考える必要がありません。

雨戸やシャッターがない場合は後付けすることも可能です。

しかし、高価なため中々手が出しずらいものです。

次に強度のある対策は、合板などを打ち付ける方法です。

 

合板などを打ち付ける方法

合板は頑丈であり、外壁にくぎなどで打ちつけるとがっちり固定することができます。

しかし、

・外壁に傷がつく

・板の準備

・板が重たい

・取り付け・取り外しに労力が必要

・使用後の板の保管または破棄の方法

などのデメリットがあります。

 

そこで私も実践しているおすすめする方法は、プラスチックダンボール(プラダン)と養生テープを使う方法です。

 

プラスチックダンボールと養生テープを使う方法

プラスチックダンボールは、

・軽量

・養生テープで固定できる

・濡れても耐久性が落ちない

・一度窓に合うものを準備したら繰り返し使える

などのメリットがあります。

合板と違い軽いため扱いやすく、養生テープで簡単に取り付けができ、普通の段ボールのように濡れて破れることもありません。

1度購入したら繰り返し使用できるため、捨てずに保管しておきましょう。

台風対策でプラスチックダンボールを貼り付ける方法

貼り付ける際は、窓ガラス自体ではなく、窓ガラスの枠に、養生テープでなるべく隙間が無いように貼り付けましょう。

\台風直前は売り切れるためストックしておきましょう/

 

窓ガラスの飛散を防止する方法

台風対策で窓ガラス飛散防止フィルムを貼る男性
 飛散防止のポイント

①ガラス飛散防止フィルム

②窓の内側に段ボールを貼り付ける

③カーテンが動かないように固定する

飛散を防止するためには、まず第1に専用の飛散防止フィルムを貼りましょう。

ガラス飛散防止フィルム

飛散防止フィルムは、ガラス全面を覆うため、どの部分にあたっても飛散を低減できます。

【参考資料】


※ガラスが割れる音が鳴ります。苦手な方は音量を下げてから再生ください。

窓ガラスのサイズに合ったフィルムでは、全体が均一にガラスと接触し、強度の低下も最小限にできます(窓ガラスは接触するものがあると、強度が低下するとの説もある→これが最小限に抑えられる。)

また、1度貼ってしまえば、はがす必要はありません

 飛散防止フィルムを選ぶポイント

・50ミクロン以上の厚さ

・内貼り用のフィルム

・JIS規格適合品

\楽天はmm単位のオーダーが可能/

フィルムを購入する時間が無いという方は、養生テープでガラスの飛散を防止しましょう。

 

段ボールで窓の内側から貼り付ける

窓ガラスが割れたときに飛び散るガラスを、段ボールを貼り付けることで防ぐことができます。

段ボールは、100均にもありますし、スーパーなどでも貰うことができます。

 

カーテンが動かないように固定する

さらに、カーテン閉めた状態で動かないように固定しておけば、ガラスの飛散を最小限まで抑えることができます。

 

【まとめ】おすすめする窓ガラスの台風対策

私がおすすめする窓ガラスの台風対策についてお伝えしました。

 割れ防止のポイント

①雨戸やシャッター(第1選択)

②合板や板などの打ち付け

③プラスチックダンボール+養生テープ(おすすめ)

上記のどれか1つを実践して、窓ガラスが割れるのを防止しましょう。

 飛散防止のポイント

①ガラス飛散防止フィルム(なければ養生テープ)

②窓の内側に段ボールを貼り付ける

③カーテンが動かないように固定する

上記の3つを実践して、窓ガラスの飛散によるけがを防止しましょう。

この対策で、多くのご家庭が安全に、台風を乗り越えることを願っています。

 

ガラスが割れてしまった場合は、早めの修理依頼を行いましょう。


 

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