防災知識

大雨警戒レベルとは?図表でわかりやすく解説【配色等変更を発表】

大雨警戒レベルとは何か知っていますか?

 

2018年(平成30年)6月28日から7月8日にかけて、北海道や中部地方を含む全国的に広い範囲で、台風7号および梅雨前線等の影響による集中豪雨が発生しました。

この集中豪雨は”平成30年7月豪雨”と呼ばれ、西日本を中心に多くの地域で河川の氾濫や浸水害、土砂災害が発生し、死者数が200人を超える甚大な災害となりました。

平成30年7月豪雨による被害を受け、2019年5月より危険度に応じた5段階の「警戒レベル」が発表されました。

しかし、まだ国民への浸透は薄く、レベルの違いが分かりずらいなどの意見があります。

 

先日、気象庁より大雨警戒レベルの変更が発表されました。

主な変更内容は以下の2つです。

・レベルの配色の変更

・レベル4の内容の変更

この記事では、大雨警戒レベルの変更内容と合わせて、大雨警戒レベルがどのようなものか知るために各レベル毎の内容と注意点を解説していきます。

 この記事でわかること!
・大雨警戒レベルの変更点
・大雨警戒レベルについて

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大雨警戒レベルの変更内容

今回の大雨警戒レベルの変更内容についてお伝えいたします。

以前の大雨警戒レベル(左)と新しい大雨警戒レベル(右)は下に示す通りです。

大雨警戒レベルの変更内容(配色とレベル4の色)

レベルの配色の変更

以前はレベル4が赤レベル3がオレンジであり、色が見分けにくいという声が多く、変更することとなりました。

レベル4が紫に、もともと紫であったレベル5が黒に変わり、視認性が高くなっています。

 

レベル4の内容の変更

以前はレベル4を「全員避難」としていましたが、「危険な場所から避難」という文言に変更になりました。

これは、レベル4に達した地域の全ての住民が避難しなければならない、という誤解が生じていたためです。

安全な場所、災害の危険性が無い場所に住んでいる人まで避難してしまい、避難所へ行くまでの間に災害に巻き込まれる可能性がありました。

周りの土地より自宅が低いなど浸水する恐れがある、または土砂崩れが発生する恐れがある地域に住んでいるなど危険な場所にいる方は、すぐに安全な場所に避難を行いましょう。

 ポイント
ご自宅が高い土地、土砂災害が起きそうな斜面が無い、川から離れているなど、安全な場合は避難の必要はありません。ハザードマップで確認しましょう。

 

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大雨警戒レベルについて

大雨警戒レベルの各レベルについて説明をしていきます。

大雨警戒レベルの説明をする際に一緒に見ていただきたいのが、雨と川に関する情報です。

大雨警戒レベルに相当する大雨・洪水・河川氾濫の情報

雨と川に関する情報は、大雨警戒レベルと大きくかかわりがあるため、合わせて解説していきます。

レベル1(最新の気象情報に注意)

レベル1、「大雨に関する最新情報」を収集して注意する段階です。

気象庁が「早期注意情報」をホームページで公開しています。数日先まで気象警報が出る可能性について示しているため活用しましょう。

また別記事で、都道府県別の防災情報サイトをまとめていますので、こちらもご活用ください。

【最新2020年版】都道府県別の防災情報サイト一覧リスト【まとめ】都道府県別の防災情報サイトをまとめました。基本的には公式サイトを書いていますが、twitterなど素早く情報収集できるサイトも都道府県別でまとめています。...

 

レベル2(避難行動の確認)

気象庁から「大雨・洪水注意報」や「氾濫注意情報」が発表される段階です。

災害が発生するおそれのあるときに注意を呼びかけるために発表されます。

実際に避難が必要になった時にどうしたらよいかを調べる必要があります。

お住いの地域のハザードマップなどを確認して、実際に避難する場合の避難経路や避難場所を確認しておきましょう。

 ポイント

・災害発生のおそれがあり注意する

・避難経路、避難場所の確認

 

レベル3(高齢者など避難)

気象庁から「大雨・洪水警報」や「氾濫警戒情報」が発表される段階です。

重大な災害が発生するおそれのあるときに警戒を呼びかけるために発表されます。

また、自治体からは「避難準備・高齢者等避難開始」という情報が発表されるでしょう。

この情報が発表されたら、高齢者や体の不自由な方など避難に時間が掛かってしまう人から避難を始めます。

その他の人も、避難準備や場合によっては自主避難を始めましょう。

 ポイント

・重大な災害発生のおそれがあり警戒する

・高齢者や体の不自由な人から避難

・その他の人は避難準備または自主避難

 

レベル4(危険な場所から避難)

気象庁から「土砂災害警戒情報」や「氾濫危険情報」が発表される段階です。

土砂災害警戒情報:土砂災害の危険性が高まった状態

氾濫危険情報:川が氾濫する危険性が高まっている状態

さらに、自治体からは「避難勧告」が出されます。

危険な場所にいる人は、全員、安全な場所に速やかに避難を開始します。

また、レベル4では「避難指示(緊急)」も発令されます。これは「避難勧告」の時よりも災害の危険性が極めて高まっている状態です。

この時点でまだ危険な場所から避難していない人は直ちに避難する必要があります。

 ポイント

【避難勧告】

・災害の危険性が高まっており、危険な場所から速やかに避難

【避難指示(緊急)】

・災害の危険性が極めて高まっており、危険な場所から直ちに避難

 

レベル5(命を守る行動を)

気象庁から「大雨特別警報」や「氾濫発生情報」が発表される段階です。

既に災害が発生または発生している可能性が極めて高い状況です。

自治体から災害発生情報が出されます。

避難をすることが難しい状態になっています。

周囲の状況をよく確認して、自分の命や家族の命を守るために最善の行動を取ってください。

 ポイント

・レベル5が出るまでに避難を完了させる

・災害が発生または発生している可能性が極めて高い状況

・自分の命や家族の命を守るために最善の行動を取る

 

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大雨警戒レベルとは?図表で解説【まとめ】

まとめになりますが、今回の変更箇所は以下の通りです。

・レベル5が黒色、レベル4が紫色に変更

・レベル4の内容が「全員避難」から「危険な場所から避難」に変更

また、大雨警戒レベルと雨と川の関係は一覧の通りです。

自分は大丈夫だろうと思わずに、事前の避難準備を行い、早めの避難を心がけましょう。

 

【命を守るためのアドバイス】

レベル5では手遅れ

レベル5(災害発生)になってから避難を始めても、手遅れになる可能性が極めて高いです。

レベル5を待たずに、レベル4の避難の情報が出たら危険な場所から避難を始めましょう。

避難が困難なときは

数時間の猛烈な雨が続くと急激に環境が悪化して、避難勧告や避難指示が間に合わないこともあります。

自宅周囲の浸水が酷く、避難場所への移動が危険な場合は、近くの安全な高い建物へ逃げること頭に入れておきましょう。

自宅の外に出ることすら危険な場合には、少しでも命が助かる可能性を高めるために、家の一番高い場所、川や崩れそうな斜面の反対側の部屋に移動する「垂直避難」を行いましょう。

・高い場所へ避難

・川や崩れそうな斜面から離れた場所へ避難

 

命を守るのは自分

災害時には、多くの被災地、被災者が発生します。

そのため、救助までに時間を要することが多いです。

「自分の命は自分で守る」ことを第一に考え行動しましょう。

お住いの地域の災害リスクに関心を持ち、災害のおそれがある場合には積極的に情報収集を行い、早め早めの避難を心がけてください。

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