防災グッズ

テレワークにおける台風対策【落雷・停電でパソコンやNASが壊れる前に】

テレワークにおける台風対策
 この記事でわかること!
・テレワークにおける台風による落雷・停電への対策
・台風による落雷・停電により故障した場合の対応

 

テレワークで仕事を始めたんですけど、台風への対策は必要かな?

 

率直にお伝えしますと、対策が必要です。

 

台風の影響で雷が発生し、パソコンやNASが故障する可能性があります。

【雷による故障の原因】

・過電流

・停電

 

過電流によるパソコンへの影響

・電源が落ちて、作業中のデータが破損

・回路が故障して、電源が付かなくなる

 

 停電によるパソコンへの影響

・デスクトップPCの電源が落ちて、作業中のデータが破損

・デスクトップPCの回路が故障して、電源が付かなくなる

※ノートPCはバッテリーがあるため、停電には強いとされています。しかし、注意点も…

 

僕は、停電になっても大丈夫だったよ

そう思う方もいるかもしれませんが、それは「運がよかった」と考えるべきです。

 

対策をせずに、

・長時間作業したデータが消える

・ファイルが破損して開かなくなる

・自分のパソコンが壊れる

・会社のパソコンが壊れる

・会社に報告する

・復旧作業、リカバリを行う

・修理に出す

・消えたデータの作業をもう一度行う

これだけのことが発生すると考えると、気が滅入りそうです…

 

私は仕事上、パソコンを使用して重要なデータを取り扱っており、そのときに実際に行っている台風への対策をお伝えいたします。

 

台風に備えるべきおすすめの防災グッズと風水害対策!【窓ガラス飛散注意】例年7月から10月は台風が発生する季節です。この記事では、台風に対する防災グッズと家庭でできる風水害対策を10つご紹介いたします。また、2000年以降に発生した台風被害についてもお伝えし、今後の教訓にしていただければと思います。...

基本的な対策

台風による落雷への基本はコンセントを抜くことを示す画像
 ポイント
コンセントを抜こう!

一番基本的な対策は、台風が発生し、落雷の情報が出たら、パソコンのコンセントを抜きましょう。

そうすると、電線から伝わる落雷の影響が、パソコンまで伝わらないため、ほぼ100%故障することはありません。

それだと仕事ができないじゃないか!

ノートPCならバッテリーがあるため作業ができますが、デスクトップパソコンの場合作業ができなくなります。

 

作業が必要となる可能性があるひとは、次にお伝えする2つの対策を事前に行いましょう。

 

 

【雷サージによる過電流への備え】雷ガード機能付き電源タップ

雷ガード付き電源タップの目的である雷サージの画像
 ポイント

・雷ガード機能付き電源タップ

・ガードしてくれるのは1回まで

・雷ガードが動作中とわかるLED付きの電源タップを使おう

 

落雷がおきると、電圧と電流が生じる雷サージが発生します。

これが電線などを通りパソコンなどの電化製品まで到達すると、過電流により故障の原因となります。

これは近くの落雷だけではなく、遠方での落雷、少し雷の音がするぐらいの落雷でも雷サージが発生し、気づいたら故障しているということもあります。

 

この対策として、まず安価で出来ることは「雷ガード機能付きの電源タップ」です。


この電源タップには、「雷サージ吸収素子(バリスタ)」を備わっており、機器に到達する前に、素子自らが犠牲になり機器を守ってくれます。

 

言い換えると、1度だけ 雷サージから守ってくれます。

 

これは意外と知らない方も多く、雷サージを受けて素子が壊れた電源タップを使い続けている人もいます。

電源タップを購入する際は、雷ガードが作動中であることが分かるLEDランプが付いたものを選ぶようにしましょう。

私が使用しているこの電源タップには、このLEDランプが付いておりとても便利です。

雷サージ付き電源タップのLED部分。TAP-SP2110-3BK サンワサプライ

雷が長く続く台風の時に、100%万全な対策になるとは言い切れませんが、1900円程度で購入できるため、保険をかける意味でも備えておきたいですね。

 

 

【停電への備え】UPS(無停電電源装置)

停電によりパソコンが落ちるのを防ぐためにUPS(無停電電源装置)が必要と示す画像
 ポイント

・停電時に電力を供給してくれるUPS(無停電電源装置)

・500VAで約数分~10分の給電が可能

・自宅用であれば常時商用給電/正弦波出力のUPS

 

雷が電柱や電線に落ちて、変電機などの電気を送るための設備が損傷すると、停電が発生します。

また、強風で電線同士が接触したり、損傷することでも停電が発生します。

 

デスクトップパソコンを使用中、停電になると、電源が落ちてしまい、作業中のデータが消えてしまいます。

 

この対策としておすすめするのが、UPS(無停電電源装置)です。

オムロンUPS

UPSにはバッテリーが内蔵されており、停電が発生するとパソコンがシャットダウンされることなくUPSからの電力供給が始まります。

 

接続する機器の数や消費電力にもよりますが、一般的な家庭のパソコンで500VAのUPSで約数分~10分の給電が可能です。

給電時間が短くない?作業ができない…

そう思う方もいるかもしれませんが、UPSは給電時間で作業中のデータを保存して、正常にシャットダウンする時間を確保するものです。

 

台風中も作業を続けたいけど、

・停電によりデータが消えてほしくない

・パソコンが壊れてほしくない

という方におすすめです。

 

UPSには様々なものがあります。

【給電方式】
・常用商用給電方式
・ラインインタラクティブ方式
・常時インバーター方式

【出力波形】
・矩形波
・正弦波

家庭用としては給電方式は常用商用給電方式で十分であり、出力波形は正弦波がおすすめです。

矩形波の方が安いというメリットがありますが、対応していないパソコンも多いので注意が必要です。

 

 memo

・この商品のAmazonレビューを見ると、モニタ一、デスクトップPC、NAS、Wifiルーターと合わせて、「LED手元照明」を接続されている方がいました。

・夜の停電による暗闇で、すぐに照明が使えるようにする工夫は、とても参考になりますね。

 

 

落雷によるパソコンの故障は火災保険で治せる?

台風による落雷に備える火災保険を示す画像

落雷によりパソコンが壊れてしまったり、機器内部が焼損してしまった場合は、

原状回復に必要な修理代や、買い替えに必要な費用が、火災保険で補償してもらえる可能性が有ります。

ただし、火災保険の対象が「建物」だけでなく「家財」であることが前提です。

※ノートパソコンは保険会社によっては携帯機器として扱われ、保証が適応されないこともあります。

 

また、火災保険では、経年劣化や消耗による損害は、補償の対象外です。

雷サージによる故障は、経年劣化や消耗などの一般的な故障と見分けがつきにくいため、落雷が発生して故障したときは、すぐに保険会社へ連絡するようにしましょう。

tenki.jpでは、1時間前までの落雷の情報が見れるので、いざというときは参考にしてみてください。

tenki.jp 雷レーダー(実況)

火災保険では、支払要件に当てはまると、損害額から免責額を差し引いた残りの金額が、損害保険金として支払われます。

台風の火災保険の金額の例画像

免責額も自己負担額0円から数十万と、様々なパターンがあり、保険会社によりその設定金額は異なります。

ご自身の火災保険の契約内容を確認しておきましょう。

 

 

【まとめ】テレワークにおける台風対策

台風による落雷対策を行い安心してテレワークを行っている画像

テレワークにおける台風による落雷・停電対策として、3つお伝えしました。

・基本はコンセントを抜いて、電気が流れないようにしましょう

・雷ガード機能付き電源タップで、雷サージによるパソコンの故障を防ごう

・UPS(無停電電源装置)で、停電のよるデスクトップパソコンの故障を防ごう

1つ注意点として、ノートパソコンはバッテリーがあるため、停電には強いですが、再開通した時に、大きな電圧・電流が流れ、それが原因で故障する可能性があります。

停電が起きたらノートパソコンはコンセントから抜いておきましょう。

 

故障した際は火災保険で補償してもらえる可能性があるので、ご自身の契約内容を確認しておきましょう。

また、現在火災保険の加入を検討しているかたは、複数の損害保険会社に資料請求や見積もり依頼をかけて、契約内容や保険料を比較して選ぶことが重要です。

早めの対策を行い、台風による被害を防ぎましょう。

【簡単見積もり!】

後悔しないために