テレワークにおける台風対策【落雷・停電でパソコンやNASが壊れる前に】

テレワークにおける台風対策
 この記事でわかること!
・テレワークにおける台風による落雷・停電への対策
・台風による落雷・停電により故障した場合の対応

 

[chat face=”2906fcf94f2e5a8f51d86e15fa997277.jpg” name=”” align=”right” border=”blue” bg=”none”]テレワークで仕事を始めたんですけど、台風への対策は必要かな?[/chat]

 

率直にお伝えしますと、対策が必要です。

 

台風の影響で雷が発生し、パソコンやNASが故障する可能性があります。

【雷による故障の原因】

・過電流

・停電

 

過電流によるパソコンへの影響

・電源が落ちて、作業中のデータが破損

・回路が故障して、電源が付かなくなる

 

 停電によるパソコンへの影響

・デスクトップPCの電源が落ちて、作業中のデータが破損

・デスクトップPCの回路が故障して、電源が付かなくなる

※ノートPCはバッテリーがあるため、停電には強いとされています。しかし、注意点も…

 

[chat face=”9b01d4723bcb5bf7f73b83c55da09fac.jpg” name=”” align=”right” border=”blue” bg=”none”]僕は、停電になっても大丈夫だったよ[/chat]

そう思う方もいるかもしれませんが、それは「運がよかった」と考えるべきです。

 

対策をせずに、

・長時間作業したデータが消える

・ファイルが破損して開かなくなる

・自分のパソコンが壊れる

・会社のパソコンが壊れる

・会社に報告する

・復旧作業、リカバリを行う

・修理に出す

・消えたデータの作業をもう一度行う

これだけのことが発生すると考えると、気が滅入りそうです…

 

私は仕事上、パソコンを使用して重要なデータを取り扱っており、そのときに実際に行っている台風への対策をお伝えいたします。

 

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目次

基本的な対策

台風による落雷への基本はコンセントを抜くことを示す画像

 ポイント
コンセントを抜こう!

一番基本的な対策は、台風が発生し、落雷の情報が出たら、パソコンのコンセントを抜きましょう。

そうすると、電線から伝わる落雷の影響が、パソコンまで伝わらないため、ほぼ100%故障することはありません。

[chat face=”87f52dcfbf2bb560ee705dcff567b7ea.jpg” name=”” align=”right” border=”blue” bg=”none”]それだと仕事ができないじゃないか![/chat]

ノートPCならバッテリーがあるため作業ができますが、デスクトップパソコンの場合作業ができなくなります。

 

作業が必要となる可能性があるひとは、次にお伝えする2つの対策を事前に行いましょう。

 

 

【雷サージによる過電流への備え】雷ガード機能付き電源タップ

雷ガード付き電源タップの目的である雷サージの画像

 ポイント

・雷ガード機能付き電源タップ

・ガードしてくれるのは1回まで

・雷ガードが動作中とわかるLED付きの電源タップを使おう

 

落雷がおきると、電圧と電流が生じる雷サージが発生します。

これが電線などを通りパソコンなどの電化製品まで到達すると、過電流により故障の原因となります。

これは近くの落雷だけではなく、遠方での落雷、少し雷の音がするぐらいの落雷でも雷サージが発生し、気づいたら故障しているということもあります。

 

この対策として、まず安価で出来ることは「雷ガード機能付きの電源タップ」です。


この電源タップには、「雷サージ吸収素子(バリスタ)」を備わっており、機器に到達する前に、素子自らが犠牲になり機器を守ってくれます。

 

言い換えると、1度だけ 雷サージから守ってくれます。

 

これは意外と知らない方も多く、雷サージを受けて素子が壊れた電源タップを使い続けている人もいます。

電源タップを購入する際は、雷ガードが作動中であることが分かるLEDランプが付いたものを選ぶようにしましょう。

私が使用しているこの電源タップには、このLEDランプが付いておりとても便利です。

雷サージ付き電源タップのLED部分。TAP-SP2110-3BK サンワサプライ

雷が長く続く台風の時に、100%万全な対策になるとは言い切れませんが、1900円程度で購入できるため、保険をかける意味でも備えておきたいですね。

 

 

【停電への備え】UPS(無停電電源装置)

停電によりパソコンが落ちるのを防ぐためにUPS(無停電電源装置)が必要と示す画像

 ポイント

・停電時に電力を供給してくれるUPS(無停電電源装置)

・500VAで約数分~10分の給電が可能

・自宅用であれば常時商用給電/正弦波出力のUPS

 

雷が電柱や電線に落ちて、変電機などの電気を送るための設備が損傷すると、停電が発生します。

また、強風で電線同士が接触したり、損傷することでも停電が発生します。

 

デスクトップパソコンを使用中、停電になると、電源が落ちてしまい、作業中のデータが消えてしまいます。

 

この対策としておすすめするのが、UPS(無停電電源装置)です。

オムロンUPS

UPSにはバッテリーが内蔵されており、停電が発生するとパソコンがシャットダウンされることなくUPSからの電力供給が始まります。

 

接続する機器の数や消費電力にもよりますが、一般的な家庭のパソコンで500VAのUPSで約数分~10分の給電が可能です。

[chat face=”2906fcf94f2e5a8f51d86e15fa997277.jpg” name=”” align=”right” border=”blue” bg=”none”]給電時間が短くない?作業ができない…[/chat]

そう思う方もいるかもしれませんが、UPSは給電時間で作業中のデータを保存して、正常にシャットダウンする時間を確保するものです。

 

台風中も作業を続けたいけど、

・停電によりデータが消えてほしくない

・パソコンが壊れてほしくない

という方におすすめです。

 

UPSには様々なものがあります。

【給電方式】
・常用商用給電方式
・ラインインタラクティブ方式
・常時インバーター方式

【出力波形】
・矩形波
・正弦波

家庭用としては給電方式は常用商用給電方式で十分であり、出力波形は正弦波がおすすめです。

矩形波の方が安いというメリットがありますが、対応していないパソコンも多いので注意が必要です。

 

 memo

・この商品のAmazonレビューを見ると、モニタ一、デスクトップPC、NAS、Wifiルーターと合わせて、「LED手元照明」を接続されている方がいました。

・夜の停電による暗闇で、すぐに照明が使えるようにする工夫は、とても参考になりますね。

 

 

落雷によるパソコンの故障は火災保険で治せる?

台風による落雷に備える火災保険を示す画像

落雷によりパソコンが壊れてしまったり、機器内部が焼損してしまった場合は、

原状回復に必要な修理代や、買い替えに必要な費用が、火災保険で補償してもらえる可能性が有ります。

ただし、火災保険の対象が「建物」だけでなく「家財」であることが前提です。

※ノートパソコンは保険会社によっては携帯機器として扱われ、保証が適応されないこともあります。

 

また、火災保険では、経年劣化や消耗による損害は、補償の対象外です。

雷サージによる故障は、経年劣化や消耗などの一般的な故障と見分けがつきにくいため、落雷が発生して故障したときは、すぐに保険会社へ連絡するようにしましょう。

tenki.jpでは、1時間前までの落雷の情報が見れるので、いざというときは参考にしてみてください。

tenki.jp 雷レーダー(実況)

火災保険では、支払要件に当てはまると、損害額から免責額を差し引いた残りの金額が、損害保険金として支払われます。

台風の火災保険の金額の例画像

免責額も自己負担額0円から数十万と、様々なパターンがあり、保険会社によりその設定金額は異なります。

ご自身の火災保険の契約内容を確認しておきましょう。

 

 

【まとめ】テレワークにおける台風対策

台風による落雷対策を行い安心してテレワークを行っている画像

テレワークにおける台風による落雷・停電対策として、3つお伝えしました。

・基本はコンセントを抜いて、電気が流れないようにしましょう

・雷ガード機能付き電源タップで、雷サージによるパソコンの故障を防ごう

・UPS(無停電電源装置)で、停電のよるデスクトップパソコンの故障を防ごう

1つ注意点として、ノートパソコンはバッテリーがあるため、停電には強いですが、再開通した時に、大きな電圧・電流が流れ、それが原因で故障する可能性があります。

停電が起きたらノートパソコンはコンセントから抜いておきましょう。

 

故障した際は火災保険で補償してもらえる可能性があるので、ご自身の契約内容を確認しておきましょう。

また、現在火災保険の加入を検討しているかたは、複数の損害保険会社に資料請求や見積もり依頼をかけて、契約内容や保険料を比較して選ぶことが重要です。

早めの対策を行い、台風による被害を防ぎましょう。

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